寝汗について

寝汗について

睡眠は、心と体を休める大切な時間です。目覚めた時、どうしても「もうちょっと寝ていたい・・・」と思ってしまうなど、スッキリ目覚めるのはなかなか至難の業です。しかしただ眠いだけでなく、寝具も自分も寝汗でびっしょりとなると、これは不快だけでなく、体に異常がないかと心配に思われるかも知れません。

寝汗というのは、運動などで出てくる汗と異なり、寝ているだけなのにかいている汗のことです。もちろん誰しも眠る間にある程度は寝汗をかき、健康な成人の寝汗は一晩にコップ一杯くらいだと言われています。これは基本的に体温調節のために体が行うものなので、寝汗自体は別に悪いものではありません。

しかしこの寝汗の量が異常に多い場合は、健康や精神の状態に何か問題があるのかもしれません。例えば寝汗がひどく、朝起きた時にパジャマやシーツまでびっしょりと濡れてしまってるような状態が続いていたら注意が必要です。特に普段はあまり寝汗をかいていない人が、ある日突然に大量の寝汗をかくようになってしまったというのなら、何らかの病気が進行している可能性も考えられるのです。さらに頭痛や倦怠感など、他の症状もある場合はなおさらです。

たとえ病気でなくても、寝汗は精神的なものや自律神経などの影響を受けるため、ストレスや疲労が限界まで蓄積していることを、体が教えてくれているのかもしれません。また大量の寝汗で濡れ、その状態で朝を迎えてしまうと、クーラーの効いた部屋や冬場なら、身体が冷えて体調を崩すこともあります。

自分は健康だと思っていても、ひどい寝汗が続くことによって、体や精神の不調に気づくことができるかもしれません。状態が悪化してしまう前に早く原因をつきとめ改善したいものです。

mou36001 at 14:00│ 寝汗