子供の寝汗

子供の寝汗

大人の寝汗の場合、健康な寝汗か良くない盗汗か判断が必要になりますが、赤ちゃんや子供の寝汗となると話は別です。特に赤ちゃんは大人よりも体温が高いため非常に寝汗をかきやすく、またその水分量も大変多いのですが、それはとても自然な現象です。

しかし健康の証とはいえ、赤ちゃんの場合、注意しなければならないのは寝汗をかいた後の処置です。まず、赤ちゃんの寝汗の量は非常に多いため、濡れっぱなしのまま放置してしまうと体が冷え、風邪を引いたり、あせもができる原因となってしまいます。かといって眠っている時に着替えさせたり、寝具を交換すると、睡眠を妨げてしまう恐れもあるので困りものです。出来ればスポーツタオルを二つ折りにしたものを敷いて寝かせ(特に後頭部や背中に汗をかきます)、タオルがびっしょりになったら寝返りの隙に交換しましょう。

小学生くらいまでの子供も、体温調節の機能の発達具合によって個人差はありますが、まだまだ寝汗が多く、特に男の子は親がビックリするほど汗をかきます。子供の寝汗対策としては、寝付いてからしばらくの入眠時が特に汗をかきますので、寝息が聞こえてきたら布団の下側をめくり、余分な熱を放出させましょう。30分くらい経って、体温が落ち着いたら布団を戻すか、寒くなければお腹に布団をかけ足は出しておくことで、寝汗をだいぶ軽減することができます。

また赤ちゃんや子供はとても暑がりなので、大人よりも薄めのパジャマでも大丈夫です。寝冷えしないよう、暖かいようにと思って着せすぎたせいで、寝汗で体温調整しているという場合もあるかもしれません。

ただし寝汗とともに微熱が出ている時は、風邪の可能性はもちろんですが、なんらかのストレスが子供の心にかかっている場合もあります。他の症状や大量の寝汗が続いていて気になる場合、早めに診察を受け、医師に相談してみることをお勧めいたします。


mou36001 at 15:00│ 寝汗